ペレットストーブ普及の歴史
SAIKAI から warmArtsへ
~ SAIKAI Sangyo×SHINETSU WORKS ~
「日本の森を育てたい」
その想いから始まったSAIKAIペレットストーブ。
SAIKAI(さいかい)= 再会 =再び会うために
一度ご縁があり出会えた人々と再び出会える日のために
日々志変わらず、今を正直に、全力で取り組んでいく。
そして、気持ちよく笑顔で“再会”できるように努力し続ける。
さいかい産業創立者・古川正司の掲げるこの信念は
warmArtsに生まれ変わった今も私たちの根幹に脈々と受け継がれています。
この信念を胸に、warmArtsは「木質ペレットの地産地消」を理念に
ペレットストーブの普及拡大に取り組んでいます。
2004年
5月
「さいかい産業」を設立
古川正司(さいかい産業・開発隊長)、仮設工事・関連リースを業務とする会社「さいかい産業」を設立
2005年
10月
木質ペレットとペレットストーブとの出会い。
“自分たちで生きていける強い地域”を作って、地域にお金と仕事を回せるしくみを作りたいと考える。
その後、豪雨による水害をきっかけに、森林整備の必要性と整備で出る木をエネルギー利用する「木質ペレット」と「ペレットストーブ」に着目。
2006年
8月
新潟市西蒲区竹野町に木質資源再生燃料工場設立。
山に入って木を集め、集めた木を原料とするペレットとブリケットの製造工場をイタリア人技術者とともに作る。
2006年
12月
自社製造のペレットとブリケットの販売を開始。
ただし、販売していたストーブにペレットが適していないことがわり、日本の木で作ったペレットでもちゃんと燃やせるストーブの製造を開始
2007年
3月
ペレットストーブ「カローレ」発売。
カローレは、イタリア語で“ぬくもり”という意味。
「カローレ」は自動着火式で販売。のちに着火材で手動着火する「カローレ02」を開発。
2007年
6月
バーベキューグリル「きりん君」発売。
「ストーブのシーズンオフでも木質ペレットが使えるモノ」として、アウトドアフィールドで使える電源不要の『きりん君』を発売。
新潟県デザインコンペで「IDS準大賞」を受賞。
2007年
10月
「だるまくん」発売。
「薪ストーブをペレットストーブにできないか?」という、薪ストーブユーザー様からのご相談に応え、既存の薪ストーブにペレット燃料タンクを合体させたストーブ『だるまくん』を開発。
2008年
1月
「らくだ君」発売。
電源いらずの無動力ストーブ『らくだ君』は作業場などでの暖房用として重宝される。
バーベキューグリル『きりん君』とともに「IDS準大賞」を受賞。
2008年
2月
テレビ朝日「報道ステーション」に取り上げられ全国から問い合わせが殺到。
放送をきっかけにたくさんのみなさんに共感いただき、志を共にする販売店様がたくさんでき、ほぼ全国のお客様が最寄りの販売店様からペレットストーブをお買い求めいただけるように。
2008年
5月
木質ペレット普及団体を設立。
古川正司を中心に多くの人にペレットやストーブを知ってもら為、木質ペレットの普及団体をたちあげ、さまざまな体験会や講演会を行う。
2008年
8月
ペレットヒーター「AMIGO!」発表。
木材チップ乾燥用として開発。
のちの農業ハウス用ヒーター「エコマスター」シリーズの前身の加温機です。
2008年
9月
ペレットストーブ「カローレYOU」発売。
よりコンパクトなペレットストーブを目指した「カローレYOU」発売。
『YOU』は、恩人である環境活動家・田中優さんのお名前から命名。
2009年
4月
新越金網(株)(現・(株)新越ワークス)に株式売却し、山後春信が代表取締役に就任。
ペレットストーブの開発・製造に力を入れるため、木質ペレット製造設備を三条市・新潟エコエネルギー(株)へ売却。
2009年
8月
ペレットストーブ「SS-1」発売。
「お求めやすい価格で裾野を広げたい!」とカローレ時代のエンジン部分を継承した、温風ファンヒーター『SS-1』を開発・発売。
2009年
10月
さいかい産業オリジナル着火材「SAIKAI着火材」発売。
おが粉と使用済みロウソクを再利用し、環境にやさしい『SAIKAI着火材』を発売。
製造は福祉作業所「NPO法人あおぞらポコレーション」へ依頼・製造。
その後、各地域でも同じように着火材制作が広がり、現在では全国10カ所ほどで製造販売されるようになる。
2009年
12月
薪・ペレット兼用ストーブ「DK-09」発売。
既製品の燃焼部をそのまま利用していた「だるま君」を改良し『DK-09』としてオリジナル燃焼部を開発して製品化。
2010年
6月
里山に一番近いペレット工場「移動式ペレット製造プラント」発表。
全国のいろんな地域からあがる「自分たちでエネルギーを作りたい!」という声に応え、『移動式ペレット製造プラント』を発表し、10トン車に載せて全国各地へ出動。
これを機会に本格的に木質ペレット製造事業を開始された会社様も多数。
2010年
9月
ペレット投入量計測実施。
「各地の多種多様な品質のペレットを燃焼できるようにしたい」をポリシーとして掲げ、全国のペレットを工場より取り寄せ、品質によってどれだけの差があるのかを検証。
後に「ペレット耐久性試験機」を導入し、現在も販売店様や木質ペレット製造工場様の依頼により簡易物理試験を行う。
2010年
10月
ビニールハウス用大型温風ヒーター「エコマスター」発表。
化石燃料に頼らないハウス加温栽培を目指し、木質ペレットを使用することで、CO2排出削減を実現し、「環境にやさしい花卉・花木」という付加価値をつける製品展開を行う。
2011年
3月
東日本大震災発生
地震の影響にとり電気や石油、ガスの供給が止まり、多くの人が寒さに苦しむ中、ペレットストーブを宮城県の避難所へ供給。全国からも「被災地の役に立ててほしい」とペレット燃料やペレットストーブがたくさん届きました。
2011年
7月・8月
森林エネルギー始動
大震災の経験を、自分のすぐ近くにエネルギーがあることをたくさんの人に知ってもらうため、体験型イベントや講演会を開催。
◎体験型イベント「ペレット自給計画」◎
間伐材の搬出作業からペレット製造までを体験していただく
◎講演会「地域の地域による地域のための森林エネルギー」◎
被災地支援活動を行っていた「日本の森バイオマスネットワーク」から被災地の復興へ向けた取り組みについてを、古川による木質エネルギーの地産地消について講演。
2011年
7月・8月
温風式大型ペレットストーブ「SS-10」発売
「広いスペースの公共施設や高校の教室で使えるものはないか?」というお声に応え、大型温風ファンヒーター『SS-10』開発。
2011年
10月
(一社)モア・トゥリーズ 復興支援プロジェクト「LIFE311」始動
岩手県住田町の木造仮設住宅用に小型ペレットストーブを開発。地域資源を活かした復興を考える岩手県住田町を応援する(一社)モア・トゥリーズがたちあげた復興支援プロジェクト「LIFE311」に参加し、岩手県住田町の木造仮設住宅用に小型ペレットストーブを開発。
2011年
12月
書籍「エネルギーはそこにある~木質ペレットの地産地消が、地方経済をまわす」出版
復興支援やエネルギーの地産地消についてまとめた書籍を出版。(東北芸術工科大学・三浦秀一先生共著
2012年
7月
「ペレット燃料あります」のぼり大作戦開始
身近にペレットがあることを認識してもらって、安心してペレットストーブをお使いいただきたいとペレットが買える会社・店舗様へのぼりを配布。
2012年
8月
輻射自然対流式ペレットストーブ「MT-311SUMITA」「DK-12」
温風式ファンヒーター「SS-2」 発売
復興支援のために開発した小型ペレットストーブを一般販売。
モア・トゥリーズの頭文字と3月11日、住田町の名前から『MT-311SUMITA』と命名。
温風ファンヒーターに対して寄せられたお客様のご要望に応え、3色のカラーバリエーションと丸みを帯びたフォルム、大きなガラス面と木製のハンドルと脚が特徴的な『SS-2』を発売。
薪兼用ペレットストーブ『DK-09』をマイナーチェンジし、室内給気ダンパーを廃止し燃料ダクトを2分割して“ペレット専用”『DK-12』として発売。
2013年
8月
さいかい産業広報宣伝部長「森野ペレ太郎」誕生。
「地域のエネルギー構造を変えてゆく!」という強い志のもと、頭と眉毛には地域のエネルギー・木質ペレットを、おなかには暖かなペレットの炎を携えて『森野ペレ太郎』が誕生。
2013年
11月
木質ペレットふれあいフェスタ開催
全国の販売店様が、「木質ペレットを盛り上げよう!」と様々なイベントを開催され、このうねりは今もなお継続中。
2014年
1月
ペレットストーブ新工場 竣工。
((株)新越ワークスエネルギー事業部)
量産体制を強化の為「エネルギー事業部」として新工場を竣工。
2014年
10月
新型輻射自然対流式ペレットストーブ「RS-4」発売
MT-311の暖房能力不足を解消した、輻射タイプならではの心地よい太陽のようなあたたかさを感じれるストーブとして発売。
2015年
7月
温風式ファンヒーター「SS-5」
輻射自然対流式ペレットストーブ「RS-mini」発売
「SS-1」の改善点を反映し、皆様のお手元へいきわたりやすい価格を設定した『SS-5』は、ブラックとレッドで発売。
「MT-311SUMITA」の排気ファンを本体内蔵型に変更した「RS-mini」を発売。
2016年
1月
輻射自然対流式ペレットストーブ「DK-15」発売
「DK-12」から燃焼ファンを廃止し、給気ダンパーを追加。さらに従来より使用電力を少なくした「DK-15」を発売。
2016年
10月
ペレット窯「PGY16」発売
「ガーデンウェディングやビアガーデンなどで使えるペレット燃料を使うピザ窯が欲しい」とご要望をいただき開発されたペレット窯。
ピザ窯の試験やPRで使った特製のピザ生地は、地域の福祉作業所の方に作って頂きました
2017年
8月
温風式ファンヒーター「SS-5Plus」発売
従来のSSシリーズの燃焼炉内部をガラスが曇りにくい構造に改良し、脚には京都産ヒノキを使用。
2017年
10月
(株)カタログハウスとの提携事業『ソローSS-5』開始
2014年からペレット製造工場の操業を開始していた通販雑誌「通販生活」でおなじみの(株)カタログハウスと事業提携。
「ペレットの地産地消で日本の森を守る」ことを信念に、「ペレットストーブを使うほど日本の森は健康を取り戻す」ことを謳い、当初関東三県だけだったペレットストーブとペレットの販売を2017年には全国へ拡大。
ペレットの原料となる間伐材は、ユーザー様のお住まいに近い森から伐り出したものを提供するという「地産地消型」ペレット燃料の宅配サービスをスタート。
2019年
6月
「SAIKAIマイスター」認定制度導入
製品の知識・技術を熟知した「SAIKAIマイスター」認定制度導入。
「売って終わり」ではないペレットストーブを安心して長くお使いいただけるように、ペレットストーブの技術・サービス体制を充実。
2021年
1月
事業統合による新ブランドwarmArts-ウォームアーツ-誕生
皆様にご満足いただける製品の提供と、より一層のサービス向上をはかる為、ペレットストーブ事業および営業スタッフを製造工場でもある新越ワークスへ引き継ぎ「SAIKAIペレットストーブ」から新ブランド「warmArts -ウォームアーツ-」へ生まれ変わりました。